皆様、新年あけましておめでとうございます。
Producing office SOLEIL杉山薫です。
2026年は、元旦から動画公開することになりましたので
早速ご案内をさせていただきます。
ロマサガ2リメイク-七英雄バトル-(チェンバロ版)
作曲:伊藤賢治 編曲:Producing office SOLEIL 演奏:Kaoru
ピッチ:バロックピッチ(A=415Hz)
チェンバロと言う楽器について
YouTubeの説明欄に記載した文章と同じですが、
簡単に楽器の説明になります。
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チェンバロは、ピアノのご先祖様にあたる古い鍵盤楽器です。
ピアノが弦をハンマーで叩いて音を出すのに対し、
チェンバロは弦を“はじいて”音を響かせます。
その仕組みから生まれる軽やかで煌びやかな響きは、
バロック時代の音楽を象徴する音色として親しまれてきました。
今回の演奏では、当時の音の高さに近い**バロックピッチ(A=415Hz)**を使用しています。
現代の標準より少し低い音の高さで、柔らかく落ち着いた響きが生まれ、
まるで時間を少し巻き戻したような雰囲気を感じていただけると思います。
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許可をいただいて、楽器の画像を撮らせていただきました。
完全オーダーメイドで世界に1つしかないものだそうです。
色使いはもちろん、書かれている絵も本当に素敵です。

まず印象に残ることとして、
・ピアノと鍵盤の色が白黒反転している
・鍵盤が2段ある
・1段あたりの鍵盤数がピアノより少ない
・ペダルが無い
あたりでしょうか。
一言で言うと、チェンバロとはピアノの元になった楽器です。
今回、お世話になった先生で古楽器が好きな方がいらっしゃり
ご厚意により、楽器を弾かせていただけることになりました。
学生時代も私はチェンバロに触れる機会はなかったので
貴重な楽器に触れることが出来、先生には感謝の言葉が尽きません。
七英雄バトルをチェンバロで弾こうと思った理由
キッカケ自体は昨年リベサガのピアノ編曲譜面を書いていた中で、ふと
「チェンバロで演奏してみたらどんな響きになるのか聴いてみたい」
と思ったことでした。
それで、11月に一度先生のところでバトル1と七英雄バトルを
試演させていただき、七英雄バトルの方で動画を録ることにしました。
(バトル1を止めた理由は後述します)
お恥ずかしい話、私自身もチェンバロとピアノの違いは
先程書いたような
・ピアノと鍵盤の色が白黒反転している
・鍵盤が2段ある
・1段あたりの鍵盤数がピアノより少ない
・ペダルが無い
プラス、バロック時代のピッチだから音が半音低い
程度の認識しか無かったのですが、実際に弾いてみると
・ピアノが弾ける人ならすぐにチェンバロも弾ける訳ではない
・ピアノでは普通に使われる技法が
チェンバロでは楽器を壊しかねないものが一部ある
と分かり、鍵盤の数の違いも含めて、ピアノ版の譜面のままでは
チェンバロでは演奏出来ないと分かり、譜面の修正に取り掛かりました。
私が具体的にNGだと思ったのは、グリッサンドと
8分音符以上の細かい音符で同じ音の連打でしたので、それを無くしました。
ペダルが無いので、ペダルを使わなくても音がつながるようにもしました。
また、動画で一部分左手のオクターブがありますが、
オクターブで弾いても響きの変化がピアノほどは感じなかったため
オクターブ使用も極力減らしました。
それらを考慮して12月の1ヶ月、試演した時に感じた
ピアノの打鍵との違いを忘れないことを意識して練習しました。
チェンバロ奏者ではない私でも弾ける難易度のもの
今回チェンバロ演奏動画を作成する点で、実は1番気をつけなければ
いけなかったのが、
ピアノもブランクあり+チェンバロ奏者ではない私でも弾けるものにする
と言うことでした。
YouTubeに上がっているプロのチェンバロ奏者の動画では
クラシックでもポピュラーでも、打鍵が速いものもたくさんありますが
私が取ってつけたような練習で出来るほど、あまいものではありません。
昨年、リベサガでクィーンとネレイドのCVをされた声優の野々山恵梨さんが
ご自身のYouTubeチャンネルで、私が編曲した七英雄バトルのピアノ演奏動画を
公開してくださったのですが、野々山さんが演奏された譜面より
難易度を落としたバージョンの譜面を今回元にしています。
さらに、そこからチェンバロには不向きと思われるフレーズ、技法を修正し
なおかつ私が弾けるものにしたのが今回の動画です。
バトル1も、練習を積めば出来なくはないのかもしれませんが
さすがにチェンバロを気軽にレンタルしてくれる練習スタジオは無いため
今回も練習はすべてピアノで行い、本番の録画のみチェンバロを弾いています。
そう考えると、バトル1より七英雄バトルの方が現実的だなと思いました。
テンポもそのため今回は四分音符140を目安(ピアノは150)にしました。
でも、少しゆっくりめのテンポであっても、バロックピッチと、チェンバロの音が
融和してくれたかなと思います。
もう1曲、リベサガの曲をチェンバロではなくピアノ版ですが
演奏動画作ろうと思っていますので、そちらも出来次第またご案内いたします。
それでは、皆様どうぞ良いお正月をお過ごしください!



