皆様おはようございます。Producing office SOLEIL杉山薫です。
私が最も苦手とする朝の6時台にこの記事を公開しますが
年明けてからと言うもの、いかんせん不規則な生活です。
コンサルタントとしてキャリアアップするため
営業活動を続けていますが、現状維持でも大変なのに
今までより責任のある仕事に就くと言うのは想像以上の難しさを感じています。
そのため気持ちにゆとりが持てない日が多く、SNSの投稿もまばら、
去年あれだけ盛り上がっていた大谷くんのニュースさえも読む気になれない
そんな日々を過ごしていましたが、4年に1度の2月29日に大谷くん結婚発表と、
そして先程、奥様との写真もついに?公開されました。
大谷くんの結婚発表、後日野球選手なのに結婚についての囲み取材、
そして奥様のお披露目、一連の情報発信と、世間の反応を見ると、
どうしても私は思ってしまい、悲しくなります。
どうして羽生結弦くんの時には、こうならなかったのか。
最も、メジャーリーガーの奥さんは表に出る場面も多いし
同じ1994年生まれの2人でも、目指しているものが違うから
パートナーの立ち位置も一概に比較することは出来ませんが
今回、私自身が芸能界に対して思うこと、経験してきたことも少し交えながら
日本の芸能界の課題でもある、アスリートのアイドル化について
考察したいと思いました。
日本では大谷翔平の報道が多いが、世界的に名前が知られているのは羽生結弦である
前提として、私は大谷翔平、羽生結弦、2人とも素晴らしいアスリート(人)
であると思っています。
どちらのファンでもありますし、芸能の仕事をする上でも、模範事例のような逸材です。
ですが、報道は大谷くん関連の方が多いと感じます。世間の空気としては
羽生くんより大谷くんの方が凄い、とメディアが誘導しているようにも見えますが
私は、世界的な知名度は羽生くんの方があると考えています。
理由は、WBCとサッカーワールドカップの、世界的な盛り上がりが全てを物語っています。
私自身昨年のWBCは感動したし、侍JAPANの活躍は本当にすごいと思いますが、
日本で野球人気があるから大々的に報道されているだけで、
サッカーワールドカップのように世界中が熱狂したイベントだとは
残念ながら今の時点では言えません。
一方、フィギュアスケート界の中で羽生くんはレジェンドで、アメリカ、アジア、ヨーロッパ
世界各地にファンがいます。
そのため、大谷翔平>羽生結弦 と言う意向が見える報道をすること自体が
間違っており、2人とも日本が世界に誇るアスリートであることには変わりありません。
ですが、今回の結婚報道を考察する上でどうしても避けて通れないものがあります。
それが「アンチの多さ」です。大谷くんのアンチも本当はいるのかもしれませんが
世間的な印象も含めて、アンチの多さは圧倒的に羽生くんになってしまうでしょう。
実際、私の周囲の男性達の反応を見ても、”大谷翔平は好きだけど羽生結弦はちょっと苦手”
と言う人がチラホラいます。これは、羽生くんのプーさん好きなキャラクターもさることながら
2人が取り組んでいるスポーツの違いによるものが大きいと感じます。(衣装、体格、諸々)
特に、羽生くんは2022年にプロ転向したため、
今はアスリートではなくアーティスト、表現者と言った方が正しいことと、
男性で堂々と「羽生結弦はすごい」と言える人は、体操の内村航平さんのような
羽生くんと同じような次元にいる人か、フィギュアスケート経験者です。
羽生くんと内村さんの対談記事があったのでリンクをご紹介します。
【独占】内村航平×羽生結弦SP対談“五輪の魔物”羽生「こんにちは」に内村「なにそれ!?」夏・冬絶対王者が明かす数々の秘話
私は1ファンとして、レジェンド級の男性だけでなく、もっと一般の世の中の男性が
気軽に「羽生結弦ってカッコイイよね」と言える環境であってほしいと思いますが
どうしても羽生くんには、一部の熱狂的なファンがいて怖いし、アンチも多いと言う印象が
拭えないことも事実です。
ジャニーズ事務所がしてきたことは全て間違いだったのか
熱狂的ファンがいる芸能人、と言って真っ先に思い出すのはジャニーズ事務所の
タレントさんです。まさか事務所自体が消滅するほどの騒動になり、芸能界の
勢力図が崩れることになるとは誰が予想したことでしょう。
性加害は、もちろんやってはいけないことですし、
ジャニーズ事務所がしてきたことで、問題があったこともあります。
私は、2016年に起きたSMAP解散騒動においてジャニーズ事務所が取った行動の中でも
これまでは業界の関係者でないと知り得なかった内部事情で、かつ
著名掲示板によく書かれていたような、ファンの人たちは知らない方が幸せだった情報
(派閥、内輪モメ等)を、メディアを通して「芸能界はこういうところです!」と
お墨付きをしてしまったのは、他の業界関係者のことも、これまでずっと熱心に
タレントを応援してきてくれたファンの人たちも、私のような一般層も
全ての人達に対する裏切り行為だと思っています。
あれは、いくら事務所が経営、タレント、スタッフは社員と言う位置づけであっても
幼いころからたくさんのことを犠牲にして、事務所の売上だけでなく
日本社会のために尽力してくれた従業員達に対して、あまりにむごい仕打ちでした。
ですが、こうしてジャニーズ事務所自体が無くなってしまい
タレントの退所や様々なゴシップに歯止めが効かない現状を見ると
昔の所属タレント達の結婚に対してものすごく厳しい制約を敷いていたことも含め
ジャニーズ事務所が芸能界にしたこと全てを否定するべきではない、と感じています。
だいぶ前の話にはなりますが、とあるプロダクションの社長が
「一目見た瞬間で”抱きたい(性的感情)”と思わせられるのが、最も優れた芸能人の条件だ」
と言う趣旨の発言をされたのを聞いたことがあります。
それは露出の多い格好をして、生理的に興奮させると言うことではなく
老若男女誰が見ても、ドキっとしてしまうような、人の心を掴むような魅力を出せることが
タレントとして売れるためには必要だと言うことです。
そのため、疑似恋愛とは、元々アイドルであったり、芸能人に対して求められる要素であって
スポーツ選手、アスリートに本来求められる要素ではありません。
ですが、ここ10年以上、日本はアスリートに対してアイドルとしての役目も
かなりの割合で求めている気がしてなりません。
なぜ、本来アイドル的な立ち位置はしなくてよかったはずのアスリートが
アイドル、疑似恋愛を求める人達の受け皿までしなければいけなくなってしまったのでしょうか。