取捨選択

皆様こんばんは。Producing office SOLEIL杉山薫です。
昨年は本当に事業を続けられるかの危機でしたが、
今年はありがたいことに、年明けから途切れなくお仕事をいただき
仕事がある状態でのGW、そして39回めの誕生日を迎えることが出来ました。

ここ数年は、毎年「セルフバースデープレゼント」として
資格試験の合格や、何か課題にチャレンジして誕生日を迎える自分に
プレゼントをしているのですが、これまでの人生で1番大きなプレゼントを
今年は予定しています。
活動の拠点を変えて、今よりもっと仕事に集中し、よりよいパフォーマンスを
出せる環境を作る予定です。要は引っ越ししますと言うことです(笑)
新しい環境で何がどう変わるのか、親のありがたみを痛感することも
多々あると思いますが、新たなステージへ行けるのが楽しみです。
そんな日常を過ごしている中で、ここ最近で思うことを、今日は書きます。

 

人生も、仕事も常に取捨選択

2010年にコンサート制作会社を辞めて、フリーランスになって
この間色んな物を得た一方で、失ったものもたくさんありました。
あのままもし会社員を続けていたら、一体私はどんな人と出会ってどんな人生だっただろうか
そう思うこともゼロではありません。
また、この10年間仕事のためにプライベートを数々犠牲にしてきたため、
今年は少し仕事とプライベートのバランスも取りたい、と思って試行錯誤しているものの
「仕事のためなら全てを犠牲にする」と言う考えと行動が体に染み付いてしまった私に
プライベートを選択すること自体が怖くもあります。
ですが、プライベートでも充実した幸せを感じたい、生きている喜びを感じたいと願うのなら
今度は、仕事とプライベートと迷った時に、プライベートを選んで、
幸せを得るために精一杯努力が必要なのだと、これまでとは少し違った課題を
感じています。

こうした、何を得て何を捨てるか、取捨選択は最近業務をしていても度々感じます。
以前の私なら、どんなにスピード優先で作業をしていても、自分が納得出来ない状態、
クライアントに見せるには恥ずかしいと思う内容では納品出来ないと考えていました。
理由は、完璧でない資料を納品したら、信用問題に関わって以降の仕事が
いただけなくなると言う危機感が主です。
ですが、今は、クライアントが「今資料がほしい」と言ったら
本当はまだ納品出来る状態ではない、もう少し精度を上げてから納品したいと思っても
「完璧な資料を納品したい」と言う自分のプライドを捨てられるようになりました。

これは、文字通り中途半端な状態でもクライアントから求められたら納品する
と言うことではなく、
「いつ何時クライアントから求められても最低限見せられるだけの品質は
キープしたものしか作らない」
と言う、私自身が1人の担当者としての自覚を持てるようになったことかなと
自己分析しています。

カバン持ちみたいなところからコンサル業界のお仕事を始めて
気づけば5年め、今年からやっと、アシスタントではなく1人の担当者として
現場に入れるようになりました。当然業務範囲や評価基準もアシスタントと担当者は
異なるため、より一層シビアに仕事をして、クライアントのリクエストに応えていかないと
仕事はあっという間に無くなってしまうため、危機感は更に強くなったと言えますが
その分、私にしか出来ない業務もいくつか任せられる機会をいただき、
10年間ずっと、「こんな仕事がしたかった」と思った業務が出来る喜びは
言葉では言い表せないものがあります。

今年は、最後の30代(信じたくないですが。。。)で、
次の40代をどのように過ごして行くかを考える上でも大事な年なので
「取捨選択」をテーマに、私が本当に得たいものが何なのかを
よく考えて、40代の私への準備をしたいと思います。

どうぞ引き続き、よろしくお願い申し上げます。