適切な相談相手の選び方とは

皆様こんばんは。Producing office SOLEIL杉山薫です。
今回は適切な相談相手の選び方とは、と言うColumnですが
こちらの記事と共に、参考として過去に書いた
正しい夢の叶え方とは④
と言うColumnもご紹介した上で、お話を進めて行きます。

 

これから卒業式や、新年度を迎えるにあたり人生の岐路、様々な選択を
迎える人も多いかと思います。

誰でも自分の人生は幸せでありたいと思うものですし、
人生の選択で失敗をしたい、試練、負のループが長く続いてほしい
と思う人はいません。
ですが現実はそうは行かず、反省と改善を繰り返しても
状況が進展しないこともあります。

私は仕事柄、相談やアドバイスをすることもあるため
相手が「この人に相談しても状況改善しないのではないか」と言う印象を与えないよう
自分自身のことも、常に信頼出来る人から対価をお支払いして
コンサルを受け続けるようにしています。

どんなに客観的、冷静に判断しているつもりでも
自分のことについては、感情を100%抜くことは出来ないため
分かっている、正しい決断だと思ったことでも、実は違ったと言うこともあります。
自分1人で考えて全てを決めてしまうと、途中で忠告をしてくれる人が
いなくなってしまうため、私は自分自身についてコンサルを受けた上で、
いただいた助言を元に最後は自分で決断する、と言う方法を取っています。

とはいえ、誰に相談したらよいのか分からない、と言う人もいると思いますので
今日は、状況が改善しない時に助言を求める相手は
どんな人がよいのか、どんな形で助言をいただくと解決に近づくのか
書きたいと思います。

 

愚痴と相談は別のもの

家族や親友など、貴方の人生を長く見てきて近くにいる人に相談して
適切な助言が得られれば1番早いですが、人が誰かに対して助言出来ることは、
基本的に自分が経験したこと、それに近しいことに限られます。
そのため、時と場合によっては適切な助言者が家族ではない場合もあります。
適切な助言者ではない人に、何人相談しても貴方の悩みは解決するどころか
むしろ色んな立場の人から色んなことを言われて、更なる混乱に陥りかねません。
愚痴を言いたいだけであれば、機密事項を守れるか否かのハードルさえクリアしていれば
相談相手の経歴まで気にする必要はありませんが、
自分が今したいことが愚痴(雑談、気分転換)なのか相談なのか、明確にしましょう。

 

 

 

 

適切な助言をしてくれる人は自分目線で物を言わない

相談ジプシーになっている人から「誰の助言を信用したらよいか分からない」
と言う話をされることがあります。
そう言う場合、私はこう伝えています。

 

「僕(私)が貴方の立場だったら、◯◯する、なぜならば(理由)」

と言ってくれる人かどうかを、ひとつ目安にするとよいですよ。

 

文字だけで伝えるには、どうしてもニュアンスが伝わりにくいところではありますが
私が貴方の立場だったら◯◯する、と言う発言は上の図に書いた
条件をクリアしている人でないと、発せられない言葉だからです。

「私なら止めるな~」

相談をした時に、こう言った回答が来ることもしばしばあります。
人は相談する時に、大方ABどちらの未来を望んでいるかは分かっていて
でも、Aにたどり着くにはどうしたらよいか分からない、だから
「Aにたどり着くための方法が知りたい」と言う相談をしているのに
自分ならAは止めてBにする、と言う回答は、相談者が求めているものではないのです。

また、理想的な相談相手の条件に、似たような経験をし”乗り越えた人”
と書きましたが、似たような経験をして乗り越えられなかった人に意見を聞いても
諦めるための選択肢しか言われないため、お勧め出来ません。

 

相談は手遅れになる前に、救済処置を取れるうちに行う

相談とは、よく言う「ほう・れん・そう」のうちの相談な訳ですが
私も相談を受けた以上は1%でも多くクライアントの希望を叶えられる案を
ご提示出来るよう努めてはいるものの、たまに
「もっと早く相談してくれていれば、もっとよい解決策を提示出来たのに」
と思うこともあります。タイミングが遅くなるほどに、選択肢は限られてしまいます。

そのため、日頃から信頼出来るアドバイザーをかかりつけ医のような形で決めておいて
定期的に状況を報告しておくことも必要です。
アドバイザーとする人は、何もコンサルタントを名乗っている人でなくても構いませんし
貴方のことを本当に親身に考えてくれて、貴方が幸せになるための選択が何かを
理由と共に説明してくれる人であることが大切です。

このColumnを読んでくださった方が、ご自身にとって最善のアドバイザーと出会えることを
願っております。